naoha’s blog

北海道在住で2人娘のおやじです。北海道観光情報やビジネス雑記。 このブログには広告が表示されています

初雪の前に必ず現れる妖精伝説「ゆきむし」が飛び出した

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北海道はすっかり寒くなり、気温も一ケタが当たり前に

なってきましたが、ここ何日かあたたかく、週末も生ぬるい

ような気温でお出かけ日和でした。

 

天気と関係あるのか、ないのか、なぜか10月中旬頃になると

雪虫」が飛び始める。

 

ゆきむしってなんだ?

雪虫」は本名が「トドノネオオワタムシ」といいアブラムシの

仲間です。アブラムシはふつう羽がありませんが

羽が生えて飛んでいるのが「雪虫」です。

 

雪虫」の生態ですが、寄生する植物を変えながら、樹液を吸って

行きています。

夏の間は、トドマツの根(トドノネ)で、アリと共に生活しながら、

メスの幼虫を産卵。このトドマツで育った成虫が綿をつけてユキムシ

となります。その後に時期を迎えるとトドマツの木からヤチダモの木に

移りるため、一斉に大移動。

 

この大移動が始まると、我々の目にふれます。

 

その後にオスとメスが飛んでいる間に交尾し

1個だけ卵を残し、短い1週間ほどの人生が終了します。

餌をとる口がないんですね。

 

雪虫」はなんとも不思議な生き物ですね。

 

雪虫が大量に飛んだ時の対策とは

体が小さいため、鼻や口には入るし、髪の毛につくと

やさしく払ってあげないとつぶれちゃいます。

服にも大量に付着し、セーターなどにつくと

なかなか取れません。

 

通勤時の朝や、犬の散歩にでかける夕方に

大群が発生することが多いので、「雪虫」が

飛んでいるだけで、歩くのがストレスになるほどです。

特に有効な対策はなくマスクや帽子などで防御する

しかないですね。

自転車に乗った時は特に被害が大きくなり

雪虫」攻撃にあっているかのように、雪虫の中を走る

ことになります。

 

道路上に大量発生した場合は、車のフロントガラスに

付着したり、視界をさえぎったりして

危険な状態となります。

 

近年特に大量発生の頻度が増えたように感じます。

これも地球温暖化と関係あるのでしょうか?

 

雪虫が飛んだあとは

1週間から10日くらいで、必ず初雪が降ります。

あーもう冬か!!!

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