「スギナ」は生命力が強く駆除が難しい雑草
我が家の畑や家の周辺、どんな場所にも生えてくる強敵の雑草「スギナ」
アスファルトもつき破り生えてくる、とてもやっかいな雑草です。
春から夏にかけて、ものすごい勢いで増殖し、その生態は全国に広く分布し、非常に強
い生命力で防除が困難な雑草としても有名だそうです。
スギナについて
スギナは多年草(冬になっても枯れない雑草)らしく、30~60cm程まで成長します。
春先に胞子茎(ツクシ)を伸ばし、胞子により繁殖を行います。
スギナは胞子の他にも地下茎による繁殖も行い、四方に根を伸ばし節々から芽を出すこ
とで成長していきます。
よって地上部を刈り取っても根から再生する性質を持つため、防除が非常に難しい
雑草とされています。
我が家でも毎年スギナと格闘している
毎年雪がとけて、ちょうど今時期になると畑に姿をあらわす「スギナ」
「つくし」スギナの胞子部分なので、つくしが生えている場所にはスギナが繁殖する
ようです。そういえば、この前畑につくしがたくさん生えていました。
そして今年も畑や家の周囲に出現しています。まだ小さいうちは抜きやすいので、こま
めに見つけ次第、抜いています。
無農薬で「スギナ」を駆除したい
毎年数種類の野菜を家庭菜園で育てている。犬を飼っていることもあって、できれば農
薬は使いたくない。畑でもほぼ無農薬で育てている。
様々な除草剤があり、農薬は有効な方法ですが、無農薬で駆除する方法を紹介します。
できるだけこまめに抜く
スギナをみつけたら、こまめに抜く事が重要です。抜く時は葉だけではなく、しっかり
と地下茎(根茎・塊茎)から引っこ抜くことがおすすめです。毎日こまめに抜く事で、
成長が止まり枯れていくようです。夏は成長が早く、すぐ新しい芽が出てきたりします
があきらめず、継続していくことが重要だそうです。
畑の天地返し
春になった今時期は、いよいよ天地返しを行い畑の準備開始です。スコップで土を掘り
返し、表層と深層の土を入れ替える作業。土の中の病原菌を死滅させたり、土をやわら
かくする効果があります。長い冬に雪が降り積もった畑を、活性化させるために、毎年
4月下旬くらいに行っています。手間ですが、この時にスギナの茎を取り除くと効果的
ですね。(かなり重労働ですが)
熱湯を注ぐ
狭い範囲でスギナが密集している場所などには、熱湯が効果的です。ただし地上に出て
いる部分にのみ有効で、地下茎までは効果ありません。
スギナ以外の雑草でも有効です。ナメクジ退治にも効果があります。やけどには注意!
塩による駆除
塩が除草剤の代わりになるそうですが、デメリットがあるので場所を選んで慎重に。
理由は
①【土壌に残留するため他の植物が一切生えなくなる】
塩は土の中で分解されないため半永久的に効果が持続します。(土壌に残留)
そのため、今後植物が一切育たたくなります。
②【周辺地域への流出】
土壌では分解されませんが雨水などによって流れ出ることがあります。
塩が流れ出ることによって周辺植物への影響、家の配管や基礎を劣化させる恐れが
あります。使う場合は場所を選んで慎重に。
防草シートがおすすめ
我が家でも犬走りに防草シートを設置しています。
太陽の光を遮断するので、雑草にも効果があります。やはりほとんど生えてきません。
ホームセンターで購入できます。
除草剤で駆除する
スギナが手に負えないくらい生い茂ってしまうと、抜くのも重労働となります。
また、成長期の夏が来る前、春の早い時期に対策すると効果があるようです。
「 速効性があり、約3~7日後から徐々に効果が現れます。そのまま散布できるストレートタイプ。枯らしにくいスギナにも効果があります。直接かけない草木には影響しません!さらに土に落ちた薬剤は分解されます。」
アース製薬 アースガーデン アース カマイラズ 草消滅 4.5L(4901080043917)
スギナが増える前に駆除しましょう
次から次へと生えてくる「スギナ」
やはりこまめに、みつけたらすぐに抜く事が重要です。
農薬を使える場所では、やはり効果的です。環境などを考慮して農薬と無農薬を使い分
けてスギナを根絶したいですね。