コロナ渦の影響により就活困難な状況が続く
今年1月頃から流行し出した新型コロナの影響により、学生たちの就職活動にも大きな
影響が出ています。
特に影響が深刻な旅行業界や飲食業界、エンタメ業界などでは来春の採用を大幅に縮小
したり、中止したりする企業も増えています。
ANAでは21年度入社は当初3200人の募集に対し、約700人の採用にとどめ、
JALも2021年春入社の新卒採用を中止することをすでに発表しています。
志望の業界が採用中止となると、路線変更もやむなしだが長年の思いを捨てて、他の業
界に進むのもそれはそれで大きな決断が必要になりますね。
面接なども集合型からほとんどがオンライン開催となり、いつもの年とは違うやり方に
とまどう学生も多いのではないでしょうか。
バイトがなく日常生活にも影響が
お小遣いを稼ぐため、生活費を賄うため、学費を払うため、様々な理由でアルバイトす
る多くの学生。我が家の娘も親元を離れ地方で大学生活を送っているが、ほとんど学校
に行くことはなく、リモート授業となっている。今のところ時間があるためバイトによ
り生活費を賄っているため仕送りもほとんど必要がなく親にとっては助かっている。
飲食店などは学生のバイト従業員も多いが、コロナ後の時短営業や営業自粛の影響によ
り、店舗が閉店したり、シフトが減ったりなどの理由によりバイトを失った学生も多い
ようですね。
その結果、収入減となり生活自体が危ぶまれて退学を考える学生も多いとか。
学生達にとっては深刻な状況が続いているようです。
大学生の就職内定率は69・8%
画像参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201117/k10012716391000.html
厚生労働省と文部科学省からの17日発表によると、2021年卒業予定の大学生の就職内
定率は、企業が正式な内定を出す10月1日時点で69・8%となり、5年ぶりに70%を下回
った。とのこと。10人に3人は就職が決まっていない結果となります。
70%を下回るのは2015年以来だそうです。
コロナ影響により、企業説明会などの中止や採用規模の縮小などにより就活に大きな影
響を及ぼしているようです。
希望進路を閉ざされ、やむなく他業種を検討しなければならないとなると、自分のやり
たいことができない葛藤もあると思います。
学生への経済的支援について
アルバイト収入の減少等により学費の支払いが困難な学生に対し、国からも様々な経済
的支援を行っています。
まずは学校へ相談するのが一番ですが、家計の急変により支援が必要な場合には、まず
は相談してみてはいかがでしょうか。
covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp